妊娠ママのお腹のふくらみと一緒に成長する、世界にたった一冊だけの本

妊娠ママのお腹と一緒にすくすく“成長する”本があります。タイトルは「MOTHER BOOK」、産まれてくる赤ちゃんに今の気持ちを書き残したり、妊娠記録として自由に書き込める40ページ。めくるたび、本の中にママの大きなお腹が現れて…。

出産までの月日を
お腹の変化で再現する本

妊娠中のママたちが、母子手帳とともに記録していく妊娠中の記録ノート(マタニティダイアリー)。体温や体重の変化など詳細データを管理しやすいものや、妊娠中のエコー写真を添付しやすいものなど、システマチックな機能が充実したものは沢山あります。けれど、ここに紹介するMOTHER BOOKは、妊娠から出産までのプロセスを視覚化することにおいて、とっても素敵なコンセプトで作られた本なのです。

妊娠から出産までの約40週を1週間(1ページ)ごとに、ママのお腹の成長段階に合わせて全40ページで構成された書き込み式のブックレット。厚みは3センチにもなる重厚な本。もちろん、「妊娠記録ダイアリー」としての機能も。この本を手にしたママは、お腹の子どもの成長とともに、日々の気持ちを余白に綴っていきます。

ページをめくるごとに形づくられていく本の厚みが「お腹のふくらみ」となって、ママの体型と連動するように大きくなっていく。ゆえに「ママのお腹と一緒に育つ本」というわけです。

お腹のふくらみに合わせた
胎児の成長も視覚化

また、1週ごとにママの体内の変化についてもグラフィカルな解説が添えられているのも特長です。

たとえば妊娠4週目。ママのお腹のサイズに変化はまだ見られませんが、赤ちゃんは神経細胞や脊柱が現れてきます。

妊娠18週目。ママの声や外からの音を赤ちゃんは聞くことができるようになります。

26週目。お腹の大きなふくらみが目立ってきたころ、ママが食べた味を赤ちゃんも味わえるようになります。

そして、40週目。誕生に向けて出発の準備をする赤ちゃん。ママのお腹は40ページ分の本の厚みでぽっこり。

いつか、子どもが
この本を手にしたとき

いつか産まれてきた子どもがこの本を手にとって見るとき、妊娠中のママがお腹が大きくなるにつれて、どんな想いで誕生を心待ちにしていたのか?どう感じ、どう記録してくれていたのか。そんな親から子への愛情が込められた、素敵なストーリーブックのできあがり。

さて、このMOTHER BOOKが世に知られるようになったのは2014年のこと。愛知県の医療法人葵鐘会が、ママのスタート地点に立った妊婦さんのために開発し、当初は地域の産婦人科に受診する、限られた妊婦さんにのみ配られていたそうです。それが、同年のカンヌ国際広告祭でグランプリを受賞し、大きな話題に。現在ではオンラインショップを通じて購入が可能です。

手にするママのほとんどは、すでに安定期に入ったあとでしょう。妊娠が分かった日へと遡って、そのときの感動を記すこともできるMOTHER BOOK。大切な人へのプレゼントとして、旦那さんから奥さんへ、妊娠体験を一冊の本にまとめる素敵な妊娠ダイアリー。ずっとそばに置いておきたい「宝もの」になるでしょうね。

Licensed material used with permission by 医療法人 葵鐘会
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。