子どもを望まない女性が、言って欲しくない「10のコト」
Cath Witten氏は、子どもを産まない人生を選択した女性のひとりです。しかし、ときおり心が傷むような言葉をかけられることがあるとElephant Journalに書いています。
01.
どうして?
これは人それぞれで抱えているとても個人的なことです。子どもがいないことには様々な理由があります。うまく恋愛ができなかったり、遺伝的なことかもしれません。どちらにしても非常に苦痛な話題となるかもしれません。もちろんそこには事細かに説明する義務なんてありません。
シンプルに産まない決心をした女性がいたとしましょう。しかし、それは彼女にとって正しい選択に間違いないんです。
02.
きっと今だけだよ
夫から「子どもを望んでいない」と打ち明けられた時、わたしは裏切られたように感じました。それは子どもを欲していたからではなく、産む・産まないを選択するチャンスががなかったからです。気持ちが変わることだってありますよね?
人間の気持ちが常に変わるなんてわかっています。これまで髪型や就きたい職業が大きく変わったことだってありました。が、それは他人が指摘するべきことではありません。
自分のことを一番わかっているのは自分です。もし母親や長く連れ添った親友だというのならまだ話はわかります。しかし、そうでないのならこの発言は控えましょう。
03.
後悔したらどうするの?
その後悔を抱えながら生きていきます。約束しましょう。それが答えです。子どもは、愛や関心、優しさを必要とするひとりの人間です。ずっと愛情を注ぎ続けなければいけません。"あとで後悔しないために"は、わたしが子どもを産む理由にはならないのです。
04.
自然なことでしょう
確かに自然なことかもしれませんが、出産しないことが自然でないわけではありません。独り身で生きている人は自然ではないのでしょうか?子どものできない夫婦だっています。
すべての女性が母になれるわけではないんです。
05.
子育てから得る充実感は最高
あなたの人生が充実したことはわたしにとっても大きな幸せです。でも、わたしには子どもがいないので、親になって人生がこれまで以上に充実するのかどうか議論ができません。
こんなことを言う女性もいます。「充実した人生を送ってると思っていたけど、やっと"本当の充実感"に気づいた!」と。親になることで何かが変わるということは否定しません。今までに感じたことがないような愛情で満たされるというのは、理解できます。
でも、その気持ちは親になること以外からも学ぶことができると思っています。わたしは自分の人生に何か欠けていることがあるとは思っていないんです。
06.
自分勝手なんじゃない?
この考えばっかりはどうやっても理解できません。どうして子どもを産まないことが自分勝手なのでしょう?わたしは税金を払っており、それは子ども達が遊ぶ公園や学校、病院のために使われています。社会に貢献する方法は千差万別あります。わたしは喜んで税金を払います。
あなたにとってはきっと子どもを産むことが一番の貢献なのでしょう。世界中にある色々な役割を将来子どもたちが担うことになるわけですからその理屈はわかります。でも、子どもを産まない人だって社会に貢献している大事な存在なんです。
わたしは、子どもを持たないことでより他人のことを考えるようになると思っています。子どもがいない分の時間やエネルギー、お金を、必要としている人たちに与えることだってできるんです。
07.
いい男性に出会ってないだけ
わたしは悪い男性にもたくさん出会ってきました。浮気する、お金を奪う、行動を操るなどなど…。見るからに付き合うべき相手ではありませんが、今のパートナーはそうではありません。いい人です。
子どもを持たないというわたしの選択を応援してくれていますし、彼自身も望んでいません。つまり、これ以上ないほど最適なパートナーなんです。
08.
子どもがいれば
ふたりの関係もよくなる
わたしはパートナーのことが好きで、ふたりの関係に満足しています。マンネリもしていません。一緒に楽しい時間を過ごしています。ふたりの距離を縮めるための存在など必要ありません。
むしろ、ふたりの関係もうまくいっていない上にさらに新たな家族を迎えたら、もっと安定しなくなるのでは?
09.
何か遺したくない?
正直思いません。何かを遺す必要があると感じません。そんな質問をされるまで、こんなこと考えたこともありませんでした。
十分な遺産を遺すために子どもが欲しい?ビックリしてしまう意見です。子ども以外に何かを残す方法はないのでしょうか?芸術作品や本、親切な行動や教えなども生きた証になるのではないでしょうか?
この世界に何かを遺すことが重要なら、子どもを持つ以外にも様々な方法があるはずです。
10.
子どもを持つまで
愛を理解できない
よくある意見で、言っている意味はわかります。親が子どもに対して感じる愛情は特別なのでしょう。わたしもそう信じています。その愛情は母にならない限り理解できないのかもしれません。けど、わたしはそれで大丈夫です。
あなたが子どもを産んだことは素晴らしいこと。わたしも幸せに思います。でも、わたしは親切なおばさんになれます。先生にもなれます。友だちだって家族と同じくらい親密になれます。血の繋がりがなくとも、たくさんの人から愛されている自分の人生を幸せに思います。パートナーも素晴らしい人です。彼と一緒に人生を歩めれば、とても満たされた生活を送れます。
わたしには家族がいます。彼らから溢れるほどの愛情を感じています。わたしの人生が十分でないと考える人もいます。が、わたしにとっては十分なんです。こんなに満たされた人生のどこに疑問がわくというのでしょうか。
Licensed material used with permission by Cath Witten
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