「ありがとう」が言える子供に育てる5つの方法
「ありがとう」が言える子供に育てる方法を導き出した、ライターAmy McCready氏は2児の母。自身の育児経験を通して実感した、感謝のキモチを養う育児法を「mindbodygreen」に紹介しています。彼女の原文から、日本のパパママたちも共感しやすい5つをピックアップしてみました。
01.
子供の“好き”を遠ざけ
新たな発見の機会を与える
子供が好きなおもちゃや食事ばかりを与えて、最新のスマホを持たせる。そうすることで、いつしかそれが当たり前と子供は感じるようになってしまいます。新しいものに興味を持たせるため、家族での会話を増やすことを心がけましょう。
外食を止めたり、テレビを制限することで、子供たちは最初こそ「快適じゃない」と感じるでしょう。それでも、毎日続けることで、今まで感じたことのない、家族への感謝を理解するように。同時に、好きなものに囲まれていない人たちの気持ちもにも、共感する心が芽生えてくるはずです。
02.
予期せぬ状況でも
楽しみを見出す
“ゆとり”を学ばせる
渋滞にハマったり、楽しみにしていたサッカーの試合が雨で中止に。世界の終わりのように落ち込む子供たち。そんな時は、困難な状況の中でも希望を見出すことを学ぶチャンス。
逆境にあっても、どこかにあるよい面に目を向けることです。例えば、「今週末は仕事で遊びに行けないけど、来週は連休ができるから、いっぱい遊べるね」とか、「土砂降りの雨のおかげで洗車の必要がなくなったね」といった具合。
望まない状況でも、どこかに「新たな学びや発見がある」ことを伝えるのです。人生でどんな予期せぬことが起こっても、不満を口にせず、受け入れる力量が備わるはずだから。
03.
「こんなとき、どうする?」
自分で考えて、答えを
導き出す喜びを与える
感謝の気持ちを身につけさせる、最も効果的な手段のひとつは、現状を把握させて、子供に自ら考えてもらうこと。
家族との会話の中で、子供に「こんなときはどうする?」といった質問を投げかける。例えば、「ご飯を食べたいのに材料がなかったら?」「家の中に寝る場所がなかったら?」「病気になってもお医者に行けなかったら?」など。説教になってはいけませんよ。あくまで、子供に考えさせること。子供たちは、自分がどれだけ恵まれた環境で生活しているかを、きっと理解できるはずです。
04.
嬉しかったことは、
その場ですぐ相手に伝える
クセをつける
日々の暮らしの中で、子供に感謝の気持ちを実感して欲しいと望むなら、あなたが親として成長する必要があります。毎日関わり合う人たちに対する、前向きな気持ちや態度で感謝を示す必要があります。スーパーのレジ係だろうと、ウェイターだろうと、感謝の気持ちを躊躇ってはいけません。
さらに、感謝は具体的に。例えば「卵を上にしてくれてありがとう」「美味しい料理をありがとう」ほんの些細なことでもOK。これだけでも、子供たちが感動し、自分もとマネするようになりますよ。
05.
「しなければ」→「できる」
逆転の発想で
感謝の裾野が広がる
感謝の気持ちの中で、大人である私が得た大きな教訓。それは「しなければならない」を口にする代わりに「することができる」を使うようにしたこと。例えば、「学校まで子供をおくることができる」「サッカーの試合を観にいける」といったように。些細なことだけど、この逆転の発想が、日常のイライラも感謝の気持ちへと変えてくれる。
そして、最もいい点は、「子供と一緒に何かができる」ということを聞いた子供たちが、自分の価値を認識し、子供と同じ目線に立って感謝できるようになること。
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