「美しい授乳写真」に込められた、意外なメッセージとは?
「子どもにおっぱいをあげるって、普通なことなんです」。そう語るのはフォトグラファーのIvette Ivensさん。彼女が撮影したのは、女性の授乳シーン。一見ドキッとしてしまう絵ではありますが、そこにはあるメッセージが込められています。
赤ちゃんのいるママ達にとって、公共の場で母乳を与えるには周囲の視線が気になるもの。見ている側からも、女性・男性関わらずいろいろな意見があるものです。
Ivensさん自身、2児のママ。その経験から、もっと誰もが場所を気にせず、自由に授乳をするべきだと語っています。
「私は協会やパーティ、ファーマーズマーケットやハイブランドが並ぶ高級ブティックでも、いつでもどこでも必要なときに授乳してきました。私はママ達がもっと自由に授乳するようになるべきだと思っています」
育児の仕方には、母乳派やミルク派の人もいれば、生活環境に合わせて使い分けるなどいろいろな方法があるものですが、彼女は、WHOの推奨している母乳育児の賛成派。乳離れに関しても、自然な方法を薦めています。
「子どもたちは、乳離れするべき時を知っています。母親も同じです。だから心配しすぎる必要ありません」
彼女の写真集『Breastfeeding Goddesses』は、WEBサイトやAmazonから購入をすることが出来ます。最後にIvensさんのこんなメッセージを!
「授乳って時には物凄くバタバタするし、手間がかかって、居心地が悪いこともあるもの。でも、母親たちが授乳中に感じている感覚はもっとピュアで美しくて、気高く、神々しいものです。まるで絵画のようで、力強く、奇跡みたいな、海岸に差し込む黄金の光のようなもの。この写真では、そういうイメージを表現しています」
Licensed material used with permission by Ivette Ivens,