妊娠中のダイエットソーダは、男児の自閉症リスクを3倍も高める【研究結果】

人工甘味料を甘く見てはいけない──。

米国テキサス州UT Health San Antonioの研究チームが行った最新の研究によって、「ダイエットソーダやアスパルテーム入りの甘い飲み物を妊娠中に毎日摂取することが、男児の自閉症と関連している可能性」が浮き彫りに。

アスパルテームとは、主にダイエットソーダや低カロリーの飲料、加工食品、サプリメントに使用される人工甘味料のこと。

今年の8月末に国際ジャーナル『Nutrients』に掲載されたこの研究は、妊娠中のアスパルテームの摂取と、子どもの自閉症スペクトラム障害(ASD)発症率の関連性を調査したものだ。

研究結果によれば、妊娠中にアスパルテーム入り飲料を毎日摂取した母親から生まれた男児は、ASDの発症リスクが3倍も増加する可能性があることが示唆された。

研究の著者であるDr. Thoru Pedersonは、この結果を受けて「この発見には注意を要し、更なる研究が必要ですが、妊娠中の女性はアスパルテーム入り飲料の摂取に関して慎重であるべきです」と述べている。

ただ、この関連性は女児には見られなかったということも注目すべきだ。

リスクがどのようにして生じるかについてはまだ明確ではないが、人工甘味料の摂取に慎重になる必要があることは確かだろう。

砂糖の200倍の甘さがあるといわれている「アステルパーム」。

ダイエット志向の方や糖尿病患者にとって糖分の代替品として使用されていますが、その甘さには、取り返しのつかないリスクが潜んでいるかもしれないっていうんだから、おそろしいですね。

Top image: © iStock.com/pregnant soda
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