10秒間の片足立ちができない中高年の人は、死亡リスクが高いらしい……【研究結果】
1つ、試していただきたいことがある。
片足で10秒間立ち続けることができるだろうか?
なぜかというと、10秒間片足立ちができない中高年の人は、向こう10年間のうちに死亡するリスクが高いとの研究結果が発表されたからだ——。
実際の研究内容はこうだ。ブラジルにいる51〜75歳の計1702人に10秒間片足立ちをしてもらい、できるかできないかをチェック。そして、7年後に参加者がどうなっているかを確認するというもの。
結果、参加者のうち123人が亡くなっていたらしい。
そして、なんと10秒間片足立ちができた人の死亡率が4.5%だったのに対し、できなかった人は17.5%と高かったとのこと。
どうやら、バランス感覚は長生きをするうえで大切なファクターの1つといえそうだ……。
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ただ、バランス感覚がない=死亡率が高いと結論づけるのはまだ早い。
というのも、たしかに今回の研究では片足で立ち続けられなかった人の死亡率が高かったものの、医学的、生物学的な因果関係は見られていないからだ。
とはいえ、片足立ちができるに越したことはない。自転車の乗り降りや階段の上り下りには片足立ちが欠かせないし、片足で立てるようにヨガやウォーキングなどをすることは健康的な体づくりにつながる。
だから、もし今10秒間片足立ちができない人は、過度な心配はせず、少しずつ生活習慣を見直してみてはいかがだろうか——?
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