「鼻の高さ」の遺伝子的ルーツに迫る研究が発表された!

「鼻は高いほうがいい!」と捉えている人は少なくないはず。事実、鼻整形やノーズクリップ、鼻プチ……など、高い鼻を目指すさまざまな方法が世の中にはある。

今回、そんな鼻の高さにおける遺伝子的ルーツが明らかになったらしい。どうやら、ネアンデルタール人の遺伝子を受け継いでいると、鼻が高くなる傾向にあるんだそう。

科学誌『Communications Biology』に掲載された研究では、ラテンアメリカ出身のヨーロッパ人、ネイティブアメリカン、先祖がアフリカ系の人の遺伝子を分析。対象人数は6000人にのぼるという。

その結果、ネアンデルタール人に由来する遺伝子を多く持つ人は、鼻が高い傾向にあったようだ。

なお、鼻を高くする遺伝子を持つ人は、祖先が寒い地域で生活していたと考えられているとのこと。というのは、鼻が高いと吸い込んだ空気を温めて加湿する効果が得られるからだ。

つまり、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの交配で鼻を高くする遺伝子が継承され、寒冷な環境に適応する必要があった祖先に強く残り、それが現代人に受け継がれている、というわけなんだそう。

今回の研究に日本人は含まれていないため、どれくらいの日本人が鼻を高くする遺伝子を持っているかは不明だ。

日本でも鼻の高い人は、もしかしたらネアンデルタール人由来の遺伝子を継承しているかもしれない。

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