「リモートワーカー」は幸福度だけじゃなく、生産性が・・・(研究結果)
働く場所に縛られない「リモートワーク」は、企業側の心配をよそに、とても効率的だという研究結果があるそうです。
「mental floss」の記事によれば、社内で働いている人よりも生産性が高くなり、従業員自身の仕事に対する満足度も上がることが期待されているとか。様々な意見が出そうな、新しい時代の「遠隔」というワークスタイルの実態。さっそく見ていきましょう。
遠隔で働いたほうが
幸せ…?
幸せ…?
509人のリモートワーカーを含む、様々な職種の20万人を対象にしたレポートによると、注目すべきはリモートワーカーたちの「幸福度」の高さです。10点満点中、全体の平均が7.42だったのに対し、リモートワーカーの平均は、なんと8.10という高さ。
また、「Science Alert」によれば、リモートワーカーたちの幸福感は年数が経てば経つほど大きくなり、1年目よりも6〜10年経った人のほうがその傾向が強かったとのこと。
さらに彼らは、マネジャーと対面する機会が少ないにも関わらず「仕事に対してしっかり評価してもらえた」と感じやすいのだとか。
毎日ちょっとずつ働くのがお好き!?
リモートワーカーは、その働く時間や勤務体系によっても「幸福度」が様々です。例えば、「月〜金まで9時-17時で働く人」よりも「1週間毎日でも短い時間働く人」のほうが幸福度が高いという結果も(レポートより)。
「毎日オフィスに出社」するのは無理でも、リモートワークなら毎日でも負担ではない、ということを表すひとつの結果ですね。やっぱり「タスクは決まっているけど働く時間帯は自分で選べる」というのが良い結果を生むのかも?
意外と休憩や病欠が少ないリモートワーカー
「確かに会社に来なくてよければ幸せかもしれないけど、生産性は落ちるでしょ?」。そんな意見も聞こえてきそうですが、多くのリモートワーカーたちの声は「会社にいるより効率がいい」というものです。さらに「ハーバード・ビジネス・レビュー」の記事では、彼らのほうが休憩や病欠が少なく、分単位での生産性は高い、という意見もあります。
一方で「孤立感を感じるのでは?」「作業が自宅の場合は逆にワークライフバランスが取れなくなるのでは?」というデメリットを指摘する声があるのも事実。
それでも、今後ますます増えていきそうな「リモートワーク」。もちろん職種にもよりますが、従業員にとっても企業にとっても「プラス」が見出せるといいですよね。