ペットがいても、いなくても「幸福度の向上」に差はないらしい【研究結果】
一般的に、ペットを飼うことで幸せになれると考える人は少なくないはず。
しかし、最近の研究によると「ペットの飼育」と「幸福度の向上」に直接的な関係はないことが明らかに……。
この記事の要点
・ミシガン州立大学の研究チームは、ペット所有と幸福感の間に信頼できる関連性は見つけられなかった。
・ペット所有者はペットが生活を向上させると報告しているが、幸福度において非ペット所有者との差は見られない。
・ペット所有者の性格やペットとの親密さが幸福感に大きな影響を与えるわけではないことも明らかにされた。
米ミシガン州立大学(MSU)の研究チームによる調査によると、「ペットの飼育」と「幸福度の向上」に直接的な関係はないことが明らかになった。
調査は、新型コロナウイルスが世界的に蔓延していた2020年3月27日以降、「Love in the Time of COVID」という国際研究の一環として実施されたもの。767人のデータを基に分析が行われた結果、ペット所有者が「ペットによって人生が向上した」と報告しているにもかかわらず、ペット所有者と非所有者との間で幸福度に有意な差は認められなかったという。
MSU心理学部門William Chopik准教授は、非ペット所有者は他に幸せを感じる要素を多く持っている可能性を1つの理由として指摘。「ペットが幸福感を高めるという期待はあまりしない方がいい、他に幸せを改善できる多くのことが人生にはある」と評じている。
実際にペットを飼い、家族同然としている人たちにとっては到底理解し難い結果かもしれないが、同時に、ペットを飼うことだけに幸福を求めるのではなく、生活の中で幸福感を高めるられる要素は他にもあるということを示唆している。
ペットを飼うことの精神的なメリットだけでなく、生活を充実させてくれる他の要素にも目を向けることで、より豊かな日々を送ることができるのかも……?
※本記事はGeneraitve AIを一部活用して制作しております。