「家庭菜園」によって幸福感は向上する。「プリンストン大学」の研究結果
今月、米「プリンストン大学」の研究者たちは、家庭菜園がサイクリングやウォーキング、外食と同じく“感情の幸福度”の向上に影響するという研究結果を発表した。
ミネソタ州東部ミネアポリスに住む370人を対象とした調査では、15種類の日常活動のいずれかをおこなっている間に、「Daynamica」という携帯アプリを使用して感情的な幸福度を計測。
その結果、家庭菜園は女性と低所得の参加者が、男性と中高所得の参加者よりも感情的幸福度が高まった唯一の活動であることが判明した。
研究者は、家庭菜園には、新鮮な果物や野菜を食べられるという利点があるほか、運動の促進、感情的な幸福度を高めるという利点があり、健康的なライフスタイルの強化につながっていると推測している。
この研究結果は、政府や都市計画の担当者が見落としがちな家庭菜園の利点について強調し、豊かな都市を作るためのキーになり得ることも示唆している。
Reference: Princeton Environmental Institute
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