将来の健康のために若いうちからすべきことは、「うんちをストック」することらしい……【研究結果】

長く健康でいるための秘訣といったら、適度な運動、バランスのとれた食生活、質のよい睡眠……などが基本だろう。

しかし、なんと"うんちをストック”しておくことが、将来、自分の健康に役立つかもしれないらしい——。

雑誌『Trends in Molecular Medicine』に掲載されたのは、「自分の糞便を使って病気を治す」という方法。これ、「糞便微生物移植(FMT)」といって、うんちに含まれる腸管内微生物を移植して治療を試みるらしい。

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具体的には、若くて健康なうちに便を保管しておき、将来病気になったときにカプセル浣腸などで摂取する……とのこと。理論的にも科学的にもさまざまな課題はあるが、十分可能性はあるとされている。

ちなみにこの「FMT」、承認こそされていないものの、特定の条件下では認められているらしい。腸内バランスが乱れて病気を患っている人に健康な人の便を移植して、腸内環境を整えるんだとか。

ただ、糞便提供者の体質が移ってしまったり、感染症を発症したりするなどのリスクもあるとのこと。だから、自分の便をストックしておき、いつの日か自分に移植するのが望ましいのだろう——。

長生きをするには、お金はもちろん健康も大切だ。これからは、貯金と"貯便"をする時代になるかもしれない……。

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