ロボタクシーがついに公道を走った!
今年2月、ドライバー不在の“ロボタクシー”が、カリフォルニア州の公道で乗客を乗せて走行させることに成功した。
米国のモビリティーカンパニー「Zoox社」が開発したハンドルやアクセルペダルなど従来の運転制御を必要としない無人運転車両(ロボタクシー)が、同州車両管理局(DMV)の認可を取得したうえで、同社従業員を乗せた公道シャトル運行を実施したというもの。
© Zoox / YouTube
成功の秘訣のひとつあげられるのは、「Teledyne FLIR社」の遠赤外線カメラの存在がある。
悪天候や夜間など視界が悪い状態においても熱を正確に検知し、歩行者やほかの車両との衝突の危険を回避することを可能にした。
また、車両には従来の運転制御とはまったく異なる、100以上もの既存の乗用車には見られない新しい安全機能が取り込まれたとのことだ。
人を乗せた状態でロボタクシー専用車両が公道を走行、成功させたのは史上初のこと。「自動運転車業界にとって大きなマイルストーンになる」と今回の試みの成功について「Zoox社」からコメントが出されている。
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