「成田空港」に自立走行する優秀な「ロボット警備員」が配属されたらしい
人の生活にしても仕事にしても、ロボットの力を借りる世界が身近に迫っている。
今春ご紹介したお弁当盛りつけロボのように、本来は人が担う仕事をこなすロボットが、成田空港にて導入された。「セコム株式会社」製のセキュリティロボット「cocobo」だ。
©セコム株式会社
丸っこいフォルムで身長は125cmと旅行客を威圧することがない設計となっており、自立しながらの巡回警備や混雑状況、残留者、転倒者、放置物などの検知が可能。その映像をリアルタイムで防災センターに伝達することができるそうだ。
また、文字や音声での注意喚起、不審者に対しては煙を使った威嚇などもすることもできるという。
広い空港の隅々まで常駐の警備員を配置して監視することは現実的ではない。しかし、cocoboが導入されたことで、人手不足を解消しつつも、安全性の高い警備体制を整えることが期待される。
なお、混雑状況の検知ができるAIを搭載した自律走行型の巡回監視ロボットを導入するのは、成田空港が日本で初めて。
こうした事例が、さらに進化した日常の常識となっていくのだろうか。
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