まるでSF映画!中国の警備員が「スマートグラス」を着用して公園を巡回
政府の協力もあり、デジタル技術が急速に発展している中国。新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にあるなかで、さらに強力なウイルス対策が導入された。
中国東部・杭州にある西渓湿地公園。人々が憩いを求めてやってきたその場所に登場したのは、サイバーパンクな見た目のサングラスを着けた警備員だ。なんと、このサングラスの内部には人工知能が搭載され、1m以内の人の体温検査と顔認証をおこなっているというのだ。
これはサングラスタイプのガジェットは、中国のスタートアップ「Rokid Corp」が開発したもの。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、同社がもともと販売しているスマートグラスに温度センターを組み合わせて作ったという。
多くの人が集まるこの公園では非常に有効で、2分以内に数百人もの体温を検査することが可能らしい。さらに、今後も人が密集する場所への配置を拡大していく予定だ。
新型コロナウイルスの感染拡大防止には間違いなく一役買っているこの技術だが、中国では5G回線を利用した国による国民の監視が社会問題に。確かに、こんなスマートグラスをかけた警官が街を巡回する社会は、ちょっと怖いかも……。
Top image: © 2020 Rokid Inc