シューズに3億円!史上最高額の「エア・ジョーダン」の背景は?
世界中に熱気的なファンやコレクターを抱える「Air Jordan」シリーズ。
そんなシリーズの13作目、しかもNBAファイナルでマイケル・ジョーダン本人が着用した一足がサザビーズでオークションにかけられ、220万ドル(約3億円)で落札された。
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この一足は「1998 NBA Finals Game 2 Air Jordan 13s」と名付けられており、スニーカーとしてはオークション史上最高額。
2021年には、ジョーダンがレギュラーシーズンで履いた「ナイキ エア シップス」が147万ドル(約1億9700万)で落札され、スニーカーの落札額記録を更新したが、今回はその1.5倍近い価格となった。
その背景には、ジョーダン自身がアイコニックな存在であり、全世界で圧倒的な知名度を誇っていること、所属していたシカゴ・ブルズがNBAの歴史でもまれに見る黄金期を築き上げるほどに強かったことが挙げられる。
ちなみに、実際にシューズが着用された1998年のユタ・ジャズとのNBAファイナル第2戦は、37得点を挙げたジョーダンの大活躍もあり、ブルズがシリーズ初勝利。優勝を決めた第6戦の“ラストショット”につながる試合となっている。
スニーカーに3億円……。それだけの付加価値がつくこともすごいし、それを買う人が現れることもすごい。改めて、バスケットボールが世界に与えた影響の大きさを感じることができる。
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