原価率を表記する「newscape」が、化粧品業界に一石を投じる
廃棄問題を抱える化粧品業界においてわざわざ新しいブランドを立ち上げる意義とは──?
そんな問いと真正面から向き合い
①サーキュラーエコノミーを目指す
②過剰な追加生産は行わない
③化粧品原価をオープンにする
をコンセプトに掲げたナチュラル&オーガニックスキンケアブランド「new scape」が誕生。
今月12日(水)より公式オンラインストアにて先行販売がスタートする。
さまざまな肌悩みにアプローチする自然由来の有用成分を配合した製品は、クレンジングフォームに洗顔フォーム、化粧水、美容液、乳液、クリーム、スターターキットの全6種類がラインナップ。
オーガニックやナチュラルを謳うブランドは価格設定が高い場合も少なくないが、newscapeでは「認証を取得するための費用をプロダクトの上代に乗せ、それをお客さまから徴収するのは本望ではない」と、あえて認証マークを取得せず、すべて2000円台というリーズナブルな価格を実現。製造原価については1円単位までパッケージに記載されている。
さて、中身だけでなくそのパッケージも一切妥協せず、容器には植物由来の原料で作られるバイオマスPETを、化粧箱には木材のセルロースのみで作られた環境負荷の少ないオーガニックペーパーを、そしてインクはベジタブルインクをそれぞれ採用。目指すは脱プラだ。
この印刷や組み立ては自然エネルギーを活用する工場にて。製造過程で廃棄となってしまう用紙や容器は、スターターキットの外箱、あるいは什器や備品に活用。ブランド内で循環させ、ゼロウェイストを心がける。
出荷や配送はEV車でおこなうなど、CO2排出量実質ゼロにも取り組むという。
詳しくは公式オンラインショップからチェックしてみて。
ちなみに、スキンケアの“リセットする役割”に着目して全製品が「unscented(限りなく香らない無香料)」に。あらゆる人が使いやすいのもうれしい。
『newscape 公式オンラインストア』