「モス」で働く父母が発案。子育て世帯を応援する、本気プロジェクト
「モスバーガー」を運営する株式会社モスフードサービスが、今月より全国181の店舗でスタートしたのは、その名も「こどモス」プロジェクト。
これ、モスで実際に働くお父さん、お母さんの声を広い、子育て世帯の“不安”に寄り添うために考案されたものだそう。
外食時、小さな子どもがいると
周りを気にしてしまう……
もし、アナタに小さなお子さんがいらっしゃるなら、こんな経験はないだろうか。食事中に子どもがじっとしていられない、周りの人たちの食事の機会を邪魔してしまうかもしれない……。こうした外食時に周囲の目を意識してしまった経験、少なからずあるはず。あるいは逆の立場でも、ほんの少しそこに煩わしさを覚えたことだってあるかもしれない。
そんな子育て世代特有の「不安」を取り除き、より気軽にモスへと足を運べるよう設計したのが今回の「こどモスプロジェクト」だ。
絵本の交換・寄贈・持ち帰りもOK
「こどモス文庫」
まず、特筆したいのが「こどモス文庫」。
対象店舗に設置された文庫スペースでは、自由に絵本を交換・持ち帰り・寄贈することが可能に。これによって地域交流のきっかけ作りに展開したり、注文の待ち時間に子どもたちを楽しませる環境づくりとなるなど、絵本を通して“地域の輪”をモスが支える仕組みに。来店するたびに文庫スペースのラインナップが変わっているかもしれない、というのも粋なポイント。
いっぱい騒いで、いっぱい食べる
「こどモス優先席」
子ども連れの家庭にとってありがたいのが「こどモス優先席」のサービスではないだろうか。特定の席には下記のように「優先席」を表す札が用意されており、小学生以下の子どもを連れたお客でも、この席ならば気兼ねなく利用することができるというもの。
さらには、子どもが自らオーダーすることを応援する「こどモスチャレンジ」や、親子で食育を学ぶハンバーガー製造体験プログラム(4歳〜12歳、不定期開催)なども用意されている。
「モスにしかできないこと」の追求
「お店をもっと近くに・もっと愛されるお店に」。モスが掲げてきた店舗づくりにこんなテーマがある。日本発祥のハンバーガーチェーンとして、日本人のニーズを汲み取り、体現してきた環境づくりやおもてなし。近年では、次世代の才能を発掘するためのレコードレーベルを設立したり、接客ロボットを導入したりなど、カッティングエッジとなるプロジェクトを積極的に取り入れながら、従業員の働き方を改革しつつ顧客満足度を叶える施策を同時進行で推進してきた。
きっと、こうしたアクションはこれからも各方面で展開されるに違いない。今年7月で創業53年目に突入するバーガーチェーンの老舗の次なる一手にも期待しないわけにはいかないでしょう!