Trip Advisor厳選、いま最も訪れるべきビーチTOP5!

物価高騰に加え円安が追い討ちをかける、2024年の夏。それでも、旅はしたいし海外にだって行きたい……。

ええ、もちろんいつもより余計に出費は覚悟しなければいけません。それだったとしても、長きにわたるパンデミックが明け、いよいよ旅気分が最高潮に達していることと思います。つまりは、もう待ってなんかいらんない!なわけです。

ということで、最高な夏を演出する、最高なビーチをご紹介したいと思います。米オンライン旅行会社「Trip Advisor」の「トラベルチョイスアワード」より、ユーザーのリアルボイスで選出された、世界の楽園ビーチがこれだ!

トラベラーズチョイスアワードとは?

Trip Advisorでは、毎年過去12ヵ月に投稿された口コミと評価に基づき、旅行者に人気の旅行先、観光スポット、ホテル、レストランを表彰。実際に訪れた世界中の旅行者による生の声が反映されたアワードです。なんでも、800万件を越える掲載スポットのうち、アワード受賞できるのはわずか1%未満なんだとか。

いま、もっとも“アツい”ビーチへGO!

比較的小さな日本のビーチと比べ、海外のビーチは総じて広大で、長く続く白い砂浜が特徴的。地平線まで続く青い海、白い砂浜、そして心を奪う絶景。それらがもたらすのはただのリラクゼーションではなく、きっと魂が再生するような時間です。

もったいぶらずに、1位から順に紹介しちゃいます。

1位
ファレシアビーチ
(ポルトガル)

© lisboalive /Instagram

ポルトガルの首都リスボンから約1時間の乗り継ぎでファロへ。そこから車で45分ほど向かった先にあるのが、今年度の1位の座を獲得したファレシアビーチです。透明度の高い清澄な海水も有名だけど、なんと言っても一際目立つ真っ赤な断崖。太陽が西に傾きはじめたころ、水平線に沈む夕日との相性は……もう言う必要もありませんね。

クチコミでは「自転車レンタルもあって、サイクリングが超気持ちよかった」「左に赤い崖、右に海。もう他に必要なものはない!」なんて声が。

周辺にはレストランやカフェ、ホテルも点在しているようなので、あれこれ観光して回らなくてもファレシアビーチ1本に絞り込んでの滞在もアリかも。まだあまり日本人には知られていないポルトガルきっての楽園ビーチに世界は夢中のようです。

2位
ラビットビーチ
(イタリア)

© panorami_italiani /Instagram

2位はイタリアからランクイン。と言ってもここはシチリア島の南西、地中海にぽつんと浮かぶランペドゥーザ島(英語圏ではラビットビーチと呼ぶらしい)です。近くには空港があるものの、便が限られているため一般的にはローマからパレルモやカターニアなどに飛行機で移動し、そこからフェリーに乗り継ぐ必要があるんだそう。アクセスの難しさを差し置いても2位に輝いたのは、それほどに価値があるから。

どこまでも続く美しい砂浜、船が浮いて見えるほど透き通った海水を誇るビーチが多く、島の周囲には古代からの歴史を受け継いできた洞窟や遺跡、建造物もあるそうです。自然保護区の島内陸部には、多様な野生動物や植物も生息。こういう秘境がまだ残っているんですねー。

クチコミでは、「大変だったけど十分に行く価値がある」「俗化される前に行くべき」なんて絶賛の声が。時間が許すならば、もう振り切って行くところまで行くべし!ですね。

3位
ラコンチャ海岸
(スペイン)

© cntravelerspain /Instagram

3位もはやり西欧から。スペインのバスク地方に位置するラコンチャ海岸です。首都マドリードから飛行機で約1時間、または鉄道で4時間ほど。アクセスはかなり良好な感じです。時間に追われることなくのんびり列車に揺られて向かうのも旅情をかき立てられるんじゃないでしょうか。

なんでも19世紀から観光地として注目されていたビーチだそうで、現在でもサーファーがよく集まるスポットとして周辺の国々から観光客が訪れているようです。海岸にはゴミも少なく景観を保っているんだとか。

ラコンチャ海岸でのおすすめ料理は「ピンチョス」。日本でもお馴染みのフィンガーフードは、このバスク地方が発祥なんだそうですよ。海を眺めながら、ワイン片手にピンチョス……うーん、妄想が広がります。

4位
カアナパリビーチ
(アメリカ・ハワイ州)

© thesnorkelstore /Instagram

楽園ビーチというテーマでやっぱり外せないのがハワイですよね。当地からは、マウイ島カアナパリビーチがランクイン。ホノルル国際空港からカフルイ空港へと乗り継ぎ、そこから車で西に45分ほど。

ここは、マウイ島の主要観光地の一つであり日本人にとっても馴染み深いエリア。カアナパリビーチの北端には「ブラックロック(プウ・ケカア)」と呼ばれる真っ黒な溶岩岩が存在しており、シュノーケリングスポットの穴場として知られています。亡くなった魂が天国に向かう際の聖地として古くから言い伝えられ、周辺の海域は熱帯魚やウミガメの生息地としても有名なんですよね。シュノーケリングやダイビングにはもってこいですが、歴史的背景へのの配慮やリスペクトは、どうか忘れずに。

5位
グレース・ベイ・ビーチ
(プロビデンシアレス島)

© tropicals /Instagram

5位に選ばれたグレース・ベイ・ビーチは、タークス・カイコス諸島のプロビデンシアレス島に位置しており、平たく言えばイギリスの海外領土です。日本からは、まずアメリカかカナダの主要都市へフライトし、それからプロビデンシアレス国際空港へ乗り継ぎ。空港からは車で15分程度でビーチへ到着。

過去何度も「ベストビーチ」にノミネートされてきただけあって、毎年多くの観光客が訪れているようですがビーチの西端や南端は人が少なく、より穏やかな時間を過ごせるようですよ。

クチコミでは「この海の青さを知ってしまったら、これ以上の体験をすることはできない」「日本からは遠いけど、2日間かけて来る価値があった」など、このビーチで人生が変わっちゃった人たちのコメントが。治安の良さにも定評があるようで、時間とお金をかけてでも訪れる価値アリですね。

じつは、ココもおすすめ!

甲乙つけ難い極上のビーチですが、サクッと行けるという距離ではありませんよね。「そこまで休みが取れない」なんて方もいらっしゃるかと思います。

そこで、沖縄旅行と同じくらいの価格帯でのんびり満喫できる筆者のおすすめビーチもひとつご紹介させてください。タイ南部、タイランド湾に浮かぶサムイ島のビーチです。「椰子の木の高さを超える建物を建築してはいけない」という厳格なルールで環境や景観を守るこの島の海もサイコーなんですよね。

シーズンをずらしてLCCを利用すれば往復10万円程度に抑えたコスパ旅も可能。いいでしょ?

Top image: © Alizada Studios/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。