世にも珍しい、宝石のような赤い「トウモロコシ」
まさに今が旬の夏野菜「トウモロコシ」。
といえば、黄色いアレを想像するハズ。もしくは白。ところが、その常識を覆す世にも珍しいトウモロコシが、全国各地で栽培されているのをご存知だろうか。
宝石のように
“赤く”輝くトウモロコシ
©株式会社大和農園
まずはこちらの写真を見てほしい。そう、たしかにトウモロコシなのに、真っ赤っか!「大和ルージュ」と呼ばれる品種のトウモロコシで、とある開発担当者が「スイートコーンに黄色と白色があるのなら、赤色があってもおもしろいのではないか」というアイデアを出したところから開発が始まったんだそう。
まるで宝石のように赤く輝く大和ルージュは、ミシュラン星つきのレストランなどでも採用され、その“赤色”を生かし、今や多くの料理やスイーツが開発されているらしい。
©株式会社大和農園
©株式会社大和農園
©株式会社大和農園
イチゴの2.5倍もの
アントシアニンが含まれる
© redcornys / Instagram
大和ルージュは栄養素も特徴的。一般的なスイートコーンにはないアントシアニンが豊富に含まれている。アントシアニンはポリフェノールの一種で、有名どころだとブルーベリーなどのベリー類に含まれる機能性成分。本来、スイートコーンにはあまり含まれない成分が、イチゴの約2.5倍(100gあたり45mg)も含まれているというのだ。
また、その見た目はSNSでも注目を集め、栽培は全国各地へと拡大。関西や関東などは7月上旬頃から、寒冷地の北海道では9月頃から収穫ができるそう。地域によっては7月に一般的な黄色のスイートコーンを。その後に大和ルージュを植え、10月頃に収穫するということもできそう。大和ルージュが夏のみならず、秋の食卓にも華やかな彩りを添えてくれるはず。公式Instagramもあるので、ぜひチェックしてみて!
Top image: © 株式会社大和農園