「食べるダイア」宝飾店がつくるフィナンシェに注目が集まるワケ

広島県の宝石店「Jewelry伊藤」が、キャビア入りの真っ黒なフィナンシェ「キャビア塩入りフィナンシェ」を発売した。

形は宝石店ならではのダイヤモンド型で、見た目にも特別感がある一品。シャンパンやワインと一緒に楽しめば、特別なひとときを贅沢に演出してくれる。

©株式会社Jewelry伊藤

なぜ宝石店がフィナンシェ?

そもそも、なぜ宝石店がフィナンシェを作ることになったのか?

じつはJewelry伊藤は、「Bijewell Parfait(ビジュエルパフェ)」というスイーツ店を運営している。その裏には、スイーツを“食べる宝石”として提供するというコンセプトがある。本物の宝石は高価で特別な贈り物。決して気軽に贈れるものではなく、贈るタイミングや人を選びがち。

しかし、食べる宝石というコンセプトで作る見た目にも美しいスイーツならば、もっと気軽に、多くの人に贈ることができる──。宝石の美しさとお菓子の楽しさを融合させ、新たなエンターテイメントとして、このフィナンシェは誕生した。

商品化できないキャビアを使い
SDGsにも取り組む

もう一つの疑問が、なぜスイーツにキャビアを使用するのか。

じつは、このフィナンシェに使われているキャビアは、高品質でありながら見た目の基準を満たさないがために商品化ができない、いわゆる“B級キャビア”。それでも、宮崎県椎葉村の三大秘境で育てられたキャビアで、品質は一級品。味や栄養価はまったく劣らないという。「キャビア塩入りフィナンシェ」には、食品廃棄の削減と資源の有効利用を目指す側面もあるようだ。

最後に、気になるお味だが、キャビアの塩味とはちみつの甘さが絶妙に調和した、甘じょっぱい大人の味覚を満たすものとなっているそう。気になる方は購入サイトでチェックを。

Top image: © 株式会社Jewelry伊藤
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。