あの“鬱陶しいゲーム内広告”に終止符?『ファミ通』が新たな広告媒体の展開を発表

スマホからコンソール、PCまで、いまやゲームは多くの人にとって非常に身近な存在となり、伴ってゲーム業界における広告展開も多様化してきた。

一方で、「ゲーム画面に急に現れる広告が邪魔」「興味のない広告ばかりでうんざりする」と感じた経験を持つ人も少なくないはず。

そんなゲーム内広告へ革新をもたらすかもしれない、新たな取り組みが発表された。

「KADOKAWA Game Linkage」がゲーム内広告配信プラットフォーム「Ad-Virtua」との協業を開始。

なんと300タイトル以上のゲーム内に、『ファミ通』編集部が制作する動画広告を配信できるパッケージプランの提供を開始するという。

鬱陶しいゲーム内広告とおさらば?
嫌われない広告を目指す「Ad-Virtua」

©株式会社KADOKAWA

「Ad-Virtua」最大の特長は、ゲームの世界観を損なうことなく、自然な形で動画広告を配信できる点。

従来の画面全体を覆うような広告とは異なり、街中の看板のように“ゲーム内”に設置されたモニターから放映されるため、ユーザーはゲーム体験を妨げられることなく自然と広告に触れることができるという。

もう一つ注目すべきは、広告の制作を行うのがゲームメディアの雄である『ファミ通』であるということ。

長年ゲーマーたちに寄り添って膨大な情報とコンテンツを提供してきた、同社ならではの編集ノウハウを注入した高品質なコンテンツに期待ができそうだ。

広告の未来を創造する、新たな挑戦

100万インプレッション保証で125万円、200万回で150万円という費用対効果の高い料金設定も魅力的。広告主にとっては、効率的にターゲットへリーチできるだけでなく、ブランドイメージ向上にもつながる可能性を秘めていると言えるだろう。

ゲーム業界全体がユーザー体験を重視した広告展開へとシフトしていくなか、今回のファミ通とAd-Virtuaの協業は、その流れを加速させる重要な一歩になるかもしれない。

広告は、ただ情報を一方的に伝えるだけのツールではない──この取り組みによって、企業とユーザーの“双方にとって”有益なコミュニケーションが生み出され、広告における新たな価値が見出されることを期待したい。

Top image: © 株式会社KADOKAWA
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