フォートナイトでブランド価値を高める:NEIGHBORの新たな取り組み

世界で4億人以上のユーザーを抱えるオンラインゲーム「フォートナイト」は、ゲームを超えたメタバース空間として、企業にとって新たなマーケティングの場となりつつある。

その魅力は、自由度の高いカスタムマップ制作、バーチャルイベントの開催、インタラクティブなブランディングが可能な点など。ナイキやバレンシアガなどのブランドがフォートナイト内に専用エリアを設け、若年層へのブランド訴求を図った事例は記憶に新しい。

この流れをさらに加速させるのが、日本企業NEIGHBORの新たな取り組みだ。

東京都千代田区に本社を構えるNEIGHBORは、フォートナイト内での企業向けバーチャル拠点運用プランを開始した。企業が自社の世界観を仮想空間上に構築し、継続的にブランド発信を行うことを支援するサービスである。

企業の新たなマーケティング拠点としてのフォートナイト

NEIGHBORの新プランでは、企業専用のバーチャルスペースを構築し、定期的なイベントや新コンテンツの追加を通じて、ユーザーと継続的な関係を築くことを目指す。

これにより、単発のキャンペーンにとどまらず、長期的なブランド戦略としての活用が可能となる。

フォートナイトの公式ツール「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を活用することで、企業は自由にデザインした仮想空間を作成できる。これにより、従来の広告戦略とは異なる、没入感のあるブランド体験を提供することが可能になる。

© 株式会社NEIGHBOR

NEIGHBORの実績とその影響

NEIGHBORはすでに数々のプロジェクトを手掛けており、新海誠監督の『すずめの戸締まり』やNetflixアニメ『Junji Ito Maniac』のプロモーションにフォートナイトを活用した実績がある。

さらに、Skibidi ToiletやSnoop Doggなど、グローバルIPとのコラボレーションも展開。これらの取り組みは、Epic Gamesによる公式フィーチャリングを18回も獲得しており、プレイヤーの間で大きな話題となった。

NEIGHBORの代表取締役CEOであるノトフ氏は、「これまでのフォートナイト仮想空間制作で培った継続運営ノウハウを活かし、企業やIPホルダーが自社のブランドや世界観をフォートナイト内でメディア化できるよう全面的にサポートいたします。日本発のデジタルカルチャーをさらに盛り上げていきたいと考えています」と述べている。

© 株式会社NEIGHBOR
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フォートナイトの持つマーケティングの可能性

フォートナイトは単なる広告媒体ではなく、企業が「デジタル上の体験を提供する場」として活用できる点に大きな強みがある。

例えば、ラッパーのTravis Scottが2020年に行ったフォートナイト内でのバーチャルライブは、1200万人以上のプレイヤーを集める大成功を収めた。この事例は、ゲームが単なる娯楽ではなく、ブランドやアーティストが世界中のファンとリアルタイムでつながるプラットフォームとして機能することを示したと言える。

こうした成功事例を踏まえると、NEIGHBORの新サービスが企業にとって重要なマーケティング手段となる可能性は非常に高い。今後、フォートナイトを活用したデジタルブランドの確立を目指す企業は増加していくはずだ。

 

NEIGHBORの取り組みは、日本企業がフォートナイトというグローバルプラットフォームを活用し、新たなマーケティング手法を開拓する好例と言える。

ゲームと広告の境界線を曖昧にし、より魅力的なブランド体験を生み出すこの動きは、今後さらに加速していくだろう。

Top image: © 株式会社NEIGHBOR
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