映画で覇権を握ったネトフリ、“次は”ゲーム業界へ
メタバースの普及に伴い、加速するゲーム産業。
他産業からの参入も本格化しているんなか、先日はマイクロソフトがビッグニュースを発表して話題をさらったばかり。
そして、これに続いたのはあの「Netflix」だ。
© nxtgms/Instagram
今月2日、Netflixがゲーム会社「Next Games」の買収計画を発表。
以前から『ストレンジャー・シングス』シリーズのモバイルゲームを展開するなど、ゲーム業界への意欲を見せていた同社。いよいよ本腰を入れたようだ。
一方のNext Gamesは、あの『ウォーキング・デッド』のモバイルゲームを開発するデベロッパーであり、オリジナルの映像作品をゲーム化するメソッドを蓄積している企業。
おそらく「自社オリジナルシリーズのモバイルゲーム展開」を目論んでいるであろうNetflixにとって、Next Gamesはそのスタジオを担う最高の適役というわけだ。
ちなみに、上記の『ストレンジャー・シングス』のゲームはあくまで「Netflixのメンバーシップ特典に含まれるもの」という扱いで、課金や広告など、無料ゲームにありがちな要素の一斉が廃されているのが特徴。
一石二鳥のストリーミング制は、課金制度が定着しているモバイルゲームおよびソーシャルゲーム業界のなかで大きな魅力となるだろう。
買収額は6500万ユーロ(およそ81億円)で、株式の取得は今年の第2クオーターから開始されるとのこと。今後の動向にも注目だ。
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