『ストレンジャーシングス』がスマホゲームに!
巨大化する動画ストリーミング業界。
牽引者である「Netflix」は、もはや映画やドラマの枠を越え、新たな産業へ手を伸ばし始めたようだ。
ずばり、ゲーム業界。その初弾として公開されたのがこちら。
8月26日、ポーランドのNetflixにて配信されたのは、あの『ストレンジャーシングス』のモバイルゲーム。
アプリは「Stranger Things 1984」と「Stranger Things 3」の2本で、いずれもオリジナルドラマ同様、SFホラーをテーマとしたものだ。
16ビットの画面にドラマの世界観が再現されたホラーテイストのアクションRPGで、迫る超常現象の恐怖と超能力を駆使した爽快なアクションとが入り混じるスリリングな体験ができるもの。
舞台となっているのは闇の森や、あの「ホーキンス研究所」など。デモゴルゴンをはじめドラマ内のエネミーたちも登場するようだ。
魅力満点の「Stranger Things 1984 & 3」だが、ここで注目したのはゲーム内に広告や課金の類がいっさい存在しない点だ。
ゲームはポーランドのNetflixアプリ経由でのみダウンロードでき、Netflixの有料メンバーシップに加入していればプレイできるというもの(アンドロイド端末のみ)。
発表によると、展開されるゲームはあくまで「Netflixのメンバーシップに含まれる」という考えとのことで、ゲームもサブスク制になるようだ。
巨大化するストリーミングサービスは映画やドラマにとどまらず、ついにゲームまでもが“配信”される時代が訪れているのかもしれない。しかも、無料プレイのゲームとしては、ボリュームもクオリティも高そうだし、なにより『ストレンジャーシングス』のようなビッグタイトルをブランドとして掲げられるのは、ストリーミング会社ならではの強みと言えよう。
ストーリーが充実していることもお墨付きだし、今後モバイルゲーム業界にとって大きな脅威となりそうだ。
これはまだ、ただの初歩段階にすぎない。我々は今後数ヶ月でなすべきことがたくさんある
上記のツイートでNetflixはゲーム事業について意欲的で、今後も発展させていく意思を表明している。
拡大するサブスクによる“ストリーミング”(=配信)の幅。すでに「映画やドラマはストリーミングで観る」が当たり前になっているが、将来的にはゲームもストリーミングが当たり前になるのかもしれない。
ゲーム事業が軌道に乗ったら、次は何がくるのだろうか?
「Stranger Things 1984 & 3」が日本でも配信される日を待つとともに、広がり続けるサブスクの可能性にも注目したい。