アンソニー・ホプキンス新作映画、なんと「NFT」で配給!?

2度のアカデミー主演男優賞を獲得している英国の名俳優、アンソニー・ホプキンスの次の新作映画は『Zero Contact(原題)』と名付けられたSFスリラー映画。

スリラー映画とアンソニー・ホプキンスの間違いない組み合わせだけでなく、リック・ダグデール監督が17ヵ国での撮影をリモートで制作したことも話題となっているが、それ以上に注目を集めているのが映画の配給方法だ。

報道によれば、この映画、今注目を集めているテクノロジー「非代替トークン(NFT)」を利用して配給がおこなわれるという。

この映画を視聴するには、まず専用のNFTマーケットプレイス「Vuele」にて、NFTトークンを購入する必要がある。取引は可能であるが、複製することができないNFTの特性を活かして、映画にリンクされたNFTが9月から販売されるようだ。

また、特典付きのNFTから視聴のみ可能なNFTなど、様々なバリエーションが販売される予定で、それぞれの需要に応じて取引価格は変動すると思われる。

この方法では、大手配給会社や映画館を通さないため、既存の映画ビジネスを大きく揺るがす可能性があると、映画産業全体が注目しているようだ。

もちろん、このような試みはハリウッドでの長編映画として史上初。撮影から制作、配給まで、すべてが型破りなこの映画。

映画ビジネスを根本から変えてしまうのか?NFTがもたらす映画産業の未来にも要注目だ。

Top image: © Greg Doherty/Getty Images
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