デロリアンが帰ってきた!正式な後継機「Alpha-5」が公開
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでタイムマシンとして活躍した「DeLorean Motor Company(DMC)」の「DMC-12」こと、あの“デロリアン”。
映画が公開されるなり、そのクールで未来的なデザインが瞬く間に大人気となったあの一台は、40年近く経った今でも広く愛される名車だ。
そして先週、そのデロリアンが“時を超えて”現代に帰ってきた!
DMCより、デロリアンの正式な後継車である「Alpha5」が公開。
特設サイトでの壮大なカウントダウンに、当時の感動が蘇る……(筆者はDMC12よりも若いのでわかりません笑)
そして、公開された全貌。
細めのフォアライトに丸みを帯びたフォルム、ミニマルなボンネットカバーといった流行りの最新デザインを取り入れ、モダンなシルエットに。
「アストンマーチン」と「テスラ」のハーフみたい。美しいけど、レトロなあのシルエットを期待していた人にとっては、ちょっとモダン過ぎるかも?
内部が完全EV駆動と最新式であることから、デザインも全体的に曲線を描く昨今の流行りのものとなっているようだ。
このようにフロントはわりと原型から離れた形状をしている一方、リアはと言うと……
後部全体に伸びたライトバーが印象的で、前モデルの特徴的なテールライトは一新されてしまっているものの、エッジの効いたルーバーや迫力のガルウィングといったデロリアンのアイコンたるパーツは引き継がれている。
モダンとレトロのハイブリットといったところか。こちらは「時空を飛ぶ」というよりも空を飛んで宇宙に行ってしまいそうだ。
さらに、Alpha-5は完全EV仕様ということで(公式曰く「NEW ENERGY MOBILITY」であるらしい)、インテリアにおいても最新の技術を駆使して“未来”を体現。
旧モデルのファンにとってはかなり賛否が分かれそうだが、内外ともにスマートなAlpha-5は若い世代のカーマニアにもウケそう。
かつての未来を行くマシンだったデロリアンは、さらなる進化をもって現代でもクルマにおける未来的な姿を体現しているようだ。
8月にはワールドプレミアするとのことなので、続報を待ちたい。
ちなみに、「過去モデルの外見はそのままスペックを最新式にしたい」、まさに“バック・トゥ・ザ・フューチャー”してほしいという夢は、もしかしたらこの会社が叶えてくれるかも。