24時間でクラシックカーをEV車に改造するスタートアップ

欧米で進む、“自動車廃止”への動き。とくに古い車は問題視され、かつてはロマンの塊だったクラシックカーは今や環境問題の中心で排斥の対象だ。 

もちろん環境への負荷が大きな古い車をすべて廃止して、EVやHVになるのが環境的には理想、かもしれない。 

でも、捨てられた古い車たちはどうなる? 

かつては愛され、ロマンと思い出の積もったクルマたちは、今となっては巨大なゴミの塊。 でもそれではもったいないし、真にサステイナブルとは言えなくない? そんな思いを胸に、アメリカであるスタートアップ企業が声を上げた。 

「いま“新しいモノ”は、未来の“ゴミ”」 

これが今まで人類が辿った道ーーそう揶揄し、この連鎖に革新を起こそうとしているのが「Zero Labs」という企業。 同社がやろうとしているのは、クラシックカーの完全EV化だ。 

クラシックカーを解体整備し、自社開発のEVパーツを取り付けることで、未来的でエコフレンドリーなクルマへと進化させるのだ。それも、わずか24時間のうちに 

© Zero Labs / Vimeo

「環境も、愛車との思い出も守る」ため、40年代から70年代まで幅位広いクラシックカーのリメイクに対応。 

リメイクを施すことで、来る持続的な未来に対応できるのはもちろん、走行可能距離を400km近く伸ばす、パワーを200%以上向上させる等、クルマ好きにとっても魅力的な性能を得ることができる。

ニッチだが、斬新かつとても魅力的な取り組みは、きっと多くの需要があるに違いない。 

「The Past You Love. The Future We Need.」 

 

Top image: © Aris-Tect Group/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。