廃棄物の再資源化サイクル実現へ。国内初「卵の殻」を使った大型3DP家具!
「都市の課題を、素材から捉えなおし、10年後の”当たり前”を作る」というコンセプトから生まれる、「卵の殻」を素材とした大型3DP家具。
有機廃棄物を再資源化したプロダクトの事例が少ない日本において、この国内初の大型3DP家具の製造に成功したのは、「株式会社NOD」と「株式会社ネクアス」「株式会社Boolean」だ。
各社は共同で、3Dプリンティングと再利用可能素材による循環型社会の実現を目指すプロジェクト「RECAPTURE」を推進。
その第2弾として実現した大型3DP家具は、卵の殻を素材化する段階で、樹脂にバイオマス資源を均一に分散させて高い物性の維持を実現。将来的な生分解性を保ちながら、永く使用できる素材となっている。
©株式会社NOD
©株式会社NOD
このような素材によるプロダクトづくりのサイクルができるようになれば、次のようなことも期待できる。
・オフィスィスから出る廃棄物を利用したオフィス家具を作り続けるエコシステムの実現。
・飲食店や食品メーカーと協業した廃棄物を起源にした大型家具や飲食空間などの製造。
・商業施設や公共施設から出る廃棄物を利用した、橋などのインフラ設備や家やホテルなどの建設。
©株式会社NOD
バイオマス素材×3Dプリンターで循環型都市を実現するプロジェクト「RECAPTURE」。
今回の家具のように、廃棄物を素材として捉え直すことで、分解と構築のサイクルをさまざまなプロダクトに実装し、生活者の都市への関与に新しい視点を投げかけている。
©株式会社NOD
『Project RECAPTURE』
【プロジェクト詳細】
https://recapture.jp
Top image: © 株式会社NOD