人、社会、そして地球に優しい取り組みを続ける「イケア」の現在地は?【進捗レポート】

北欧雑貨・家具でおなじみの「イケア」が、2030年までの目標に対する進捗状況をまとめたレポート「サステナビリティレポート FY21」と「クライメートレポート」の日本語版を公開した。

イケアが掲げる大きな目標は、人、社会、そして地球という“家”に対して、ポジティブな影響をもたらす「ピープル・アンド・プラネット・ポジティブ」な状態をつくること。そして、多くの人々が限りある資源のなかでより快適な暮らしができるようなインスピレーションを提供することだ。

キーワードは以下の3つ。

①健康的でサステナブルな暮らし

②サーキュラー&クライメートポジティブ

③公平性と平等性

①については低価格&エネルギー効率35%アップのLED電球6930万個を販売。

また、食品廃棄物の基準値も4年前のレポート(FY17)と比較して46%減に成功。世界中の店舗のレストラン、ビストロ、フードマーケットで今年末までに同数値を50%減までもっていくという目標の実現に向け順調に推移している。

つぎに②について。

こちらは再生可能電力の使用率100%を達成した市場を10も増やすことに成功。イケアの製品に使用された木材の99.5%をFSC認証の木材またはリサイクル木材であったことも報告されている。

最後に③については、グローバルレベルと市場レベルの両方でジェンダー平等を推進。フランチャイジー12社のうち3社で女性マネジャーの比率が50%を超える結果となった。

これらはほんの一部に過ぎないが、多方面からサステイナブルな未来の実現へアプローチし続けるイケア。優れた製品やサービスはもちろん、こうしたレポートの続報も待ちたいところだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。