美しいウミガメの正体。それは、海を汚していたプラスチックゴミ
海や川、街などで目にする機会の増えた、企業や有志によるゴミ拾い活動。
環境保護の重要性が叫ばれる今、自分が集めたゴミが素敵にカタチを変えて手元に残ったとしたら、いつでも環境問題と自然への愛に向き合えると思わない?
©認定NPO法人 グリーンバード
「これからの未来を生きる子どもたちが、前向きに楽しみながら、地球環境を考えるきっかけを作りたい」──。
そんな思いから、ごみ拾い活動などをおこなう「NPO法人グリーンバード」が手掛けたのは、全国各地の街や海から回収したプラスチックごみを材料にしたプラモデル「RePLAMO」。
シリーズの第一弾は、海に流れ出たプラスチックを餌と間違えて食べてしまい、ときには命を落としてしまうというウミガメがモチーフに。回収したプラスチックを洗浄、粉砕、成型、加工の工程を経て制作されたプラモデルは、ゴミの種類によって色味や絵柄が異なるため、すべてが一点物。
©認定NPO法人 グリーンバード
また、9月11日からは、鹿児島県の吹上浜を皮切りに、兵庫、大阪、神奈川などで、子どもたちを対象にしたビーチクリーンイベントを実施。これは、自らの手で拾ったプラスチックゴミがプラモデルに生まれ変わるまでの一連の体験をパッケージにしたプロジェクトなのだとか。
教育の一環として、家族で楽しむアクティビティとして、素敵なホビー&インテリアとして。捉え方はそれぞれでも、行き着くゴールはただひとつ、「地球環境を守るため」。
ユニークなアプローチで環境保護の大切さを謳う「RePLAMO」の第二弾にも期待したい。
Top image: © 認定NPO法人 グリーンバード