Mattel社から「海へのプラスチック流出」に配慮したバービー人形が発売
米国の老舗玩具メーカー「Mattel」が、プラスチックの海洋汚染に配慮したコレクション「Barbie® Loves the Ocean」を発表した。
夏をイメージして作られた3体のバービー人形は、すべてが「オーシャンバウンドプラスチック(海岸線から50km以内にある海に流出する前のプラスチックゴミ)」を90%使用したアップサイクル製品。
付属のプレイセットやアクセサリーに関しても、再生プラスチックを90%以上使用して作られているという。もちろん、品質に関しても同社が持つ高い技術力を活かし、通常通りに再現。
「Mattel」は、2030年までにすべての製品をリサイクル素材・自然由来の素材から製造することを目標に掲げているという。
© mattel/Instagram
同社最高執行責任者のリチャード・ディクソン氏は、「Mattel社では、次世代の子どもたちが幼少期の素晴らしさを探求し、彼らが持つ可能性を最大限に発揮できるよう支援します」とコメントをしている。
欧米圏の子どもたちに強い影響力を持つ同社が、サステイナブルな価値観を持っておもちゃを製造することの意義は、言うまでもなく大きい。
また、そんな同社の理念を反映するように、YouTubeのバービー人形公式チャンネルでは、日々の生活で出来るサステイナブルな取り組みに関する動画(英語字幕のみ)も投稿中。
感受性が強い子どもたちに、環境問題について学ぶきっかけをつくる同社にエールを送りたい。
© Barbie/YouTube
Top image: © 2021 Mattel