「脊柱側彎症」のバービー人形が登場
64年続く「バービー(Barbie)」に新たな人形が。
バービーの妹である「チェルシー」なのだが、脊柱側彎症(せきちゅうそくわんしょう)のバービー人形として登場した。
よく見れば、たしかに背骨がカーブしているようで、胴体には取り外し可能なコルセットが装着されている。
ニュース専門局『Sky News』が伝えたところによると「Barbie and Dolls at Mattel」社は、こどもの脊髄疾患の専門医にアドバイスを求め開発に至ったという。
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「人形遊びを通じて、子どもたちに共感力と社会技能を育んでもらう。そんなきっかけになると思います」。新たなチェルシーコレクションにMcknight副社長は、こう応えている。
過去には、細すぎる体型や性的なバービー人形など、しばしば批判を受けることもあった同社だが、近年はインクルーシブな人形たちを生み出すべく力を注いでいるようだ。
さまざまな“当事者”である子どもたちが、人形に親近感を抱くおもちゃづくりが非常に大切なのは言うまでもないだろう。
Reference: Barbie doll with scoliosis unveiled as toy company aims to highlight the 'power of representation'
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