時代を映す鏡。美の多様性や個性がはじける「バービー」の進化が止まらない

1959年の誕生以降、常にトレンドを反映したファッションや、ジェンダーにとらわれることのない職業に挑戦してきた「Barbie(バービー)」が、また革命を起こしている。

去る1月にお目見えとなったのは、美の多様性や個性を反映させた「白斑」のバービーと髪の長いケン。

白斑とは、肌の色素が抜け、白くまだらになる疾患のこと。目のまわりや腕、肩の一部が白くなったバービーは、肌を隠すことなく、色鮮やかなストライプのワンピースを着こなしている。笑顔で腰に手を当て、自信に満ち溢れた姿がかっこいい

一方、バービーのボーイフレンドのケンだが、これまでの髪型は、いずれも短髪でプラスチック製だった。今回登場したモデルは、バービーのような人工毛のロングヘア。長い金髪をなびかせ、タイダイのタンクトップを着たヒップなスタイルだ。

この2体が登場した「Fashionistas Line」は、5年間で多様性に富んだ170ルックを展開。ほかにも、義足や髪のないバービーなど、従来のファッションドールの概念を覆すスタイルが揃う。それぞれ9.99ドル(約1100円)と、手を伸ばしやすい価格も嬉しい。

世界中の少女たちの憧れでありながら、ずっと心に寄り添ってきたバービー。インディペンデントな魅力に溢れる彼女は、いつの時代も自分らしさを愛すお手本になってくれる。

Top image: © Mattel
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。