白斑の人たちに寄り添う人形。

色素細胞が何らかの原因で減少・消失することで、皮膚の色が白くなる「白斑」。Kay Balckさんは、そんな「まだら肌」の人形をつくり続けている。

「受け入れられている」
と感じてもらうために

この人形は、世界でもっとも美しい「まだら肌」と言われているモデル、ウィニー・ハーロウがモチーフとなっているのだとか。今こそ大活躍中の彼女だが、幼い頃は「牛」「シマウマ」などと同級生からいじめを受けていたとのこと。CNNのインタビューでは「いじめが酷すぎたので学校を辞めて、ホームスクールをしなければなりませんでした」と振り返っている。

だからこそ、Kayさんが作るこの人形は、同じように社会から受け入れてもらえていないと感じる人にとって一筋の光りとなるのではないだろうか。「受け入れてもらえている」という思いは、大きな安心感につながるはず。人形を持つことで、少しでもそう感じる人が増えたら、と願うばかりだ。

きらびやかな装いで、どの人形も個性が溢れている。服だけではなく、顔のつくりも一つひとつ違うのは、オーダーメイドだから。

彼女がInstagramに載せた写真には「素晴らしい」「ついに見つけたわ」「私も欲しい。いつオーダーできるの?」といった、温かいコメントが寄せられている。

Reference:CNN
Licensed material used with permission by Kay Black
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。