マイケル・ジャクソンの『スリラー』に幻のタイトルが存在した......!
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
マイケル・ジャクソンがアルバム『スリラー』で「グラミー賞」8部門を受賞した日
2009年6月25日、突然の訃報に世界中の人々が衝撃を受けました。
マイケル・ジャクソン、享年50年。生前、そして没後の今もなお数々の記録と伝説を生み出し続ける“King of Pop”。
39年前(1984年)の今日2月28日は、そんなマイケル・ジャクソンが音楽シーンにおいて過去に例のない偉業を成した日です。
“世界最高峰”の音楽賞と謳われる「Grammy Awards(グラミー賞)」での8部門同時受賞。受賞したアルバムは、後にシングルカットされ、MVのストーリー性の高さ&記憶に残るダンスシーンが話題となった誰もが知る一曲の名を冠した『Thriller(スリラー)』。
かのポール・マッカートニーを客演に迎えた『The Girl is Mine』、ヴァン・ヘイレンのギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンが参加する『Beat It』、マイケルの代名詞ともいわれるダンスのアクション“ムーンウォーク”をライブで初披露した『Billie Jean』など全9曲を収録したアルバムは、全米ビルボードのアルバムチャートで37週にわたって1位を獲得しました。
そんなモンスターアルバムの収録曲のなかでも、MJの熱狂的なファンでなくとも一度は目にしたことのあるであろう、アルバムタイトルにもなっている『スリラー』のMV。約14分間にも及ぶその内容は、もはや短編映画ともいえる壮大なものです。
そんな誰もが知る『スリラー』ですが、レコーディングの直前にタイトル、そしてあの有名なサビが変更されていたのをご存知ですか?
レコーディングスタジオに持ち込まれ、デモ音源まで収録されていた曲のタイトルは──『Starlight(スターライト)』。サビの「♪thriller〜」も「♪starlight〜」だったそうです。
ゾンビダンスの印象があまりにも強く、スターライト(星明かり)といわれてもいまいちピンとこないという人もいるかもしれませんが、デモ楽曲のままリリースされていたとしたら、下のMVがどんな内容になっていたのか観てみたい気も......。