感覚過敏の特性を持つ人のための「くるみ割り人形」が開催!

2022年12月、サンフランシスコ・バレエ団が自閉スペクトラム症(ASD)を中心とした感覚過敏の特性を持つ人のための『くるみ割り人形』を上演した。

これは非営利団体「Autism Society San Francisco Bay Area」の協力を得て、実施されたもの。彼らのアドバイスによって、公演は感覚過敏の特性を持っていたとしても安心して楽しめるようになっていたとのこと。

具体的には「大きな音やびっくりする場面は控える」「会場を真っ暗にしない」「ノイズ軽減のヘッドフォンの使用を許可する」など、少しでも落ち着いた環境でバレエを楽しめる工夫が凝らされていたのだとか。

こうした配慮のある公演はまだまだ多くはないので、今回のサンフランシスコ・バレエ団の粋な計らいは、きっと業界に大きな影響を与えているに違いない。今後、彼らのような取り組みが当たり前になると、より多様性が促進されていくのだろう。

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