店員「このお人形、あなたとは違うみたいだけどいいの?」娘「うん、私はこの子みたいなお医者さんになりたいの!」
私たちは、色々な「違い」を持って生きています。ただその「個性」についての発言は、時に人を傷つけてしまうこともあります。たとえ、そのつもりはなくとも、です。
先日、「肌の色の違い」に関する大人の何気ない発言に、無邪気に切り返した少女の言葉が話題になりました。
本当に
そのお人形さんでいいの?
トイレトレーニングを頑張ったソフィアちゃんは、パパとママからごほうびを買ってもらえることになりました。「新しいお人形がいい!」と、ソフィアちゃん。彼女が選んだのは、この子。
レジに持っていくと、年配の店員さんが彼女にこう尋ねました。
「お誕生会にでも行くの?そのお人形さんはプレゼントかしら?」
一瞬何を聞かれたのか分からず、ポカンとするソフィアちゃん。すると店員さんは続けます。
「その子は、あなたとは似ていないみたい。他にもいっぱいお人形さんがいるから、探してみたら?」
怒り出しそうになるお母さんでしたが、ソフィアちゃんのほうが先に答えました。
「ううん、この子とソフィアは一緒だよ。私もね、この子みたいにお医者さんになりたいの。それにね、ソフィアもこの子もかわいい女の子でしょ。髪の毛も聴診器も、すてきなの!」
店員さんは、「そうね、素敵ね」と返答したそうです。
どの色もすてきでしょ?
「髪や目みたいに、肌の色も違って生まれてくるけど、どの色だってすてきだもの」と語る彼女のママの気持ちは、ちゃんとソフィアちゃんに受け継がれているようです。
「あの年配の店員さんも、悪意があったわけじゃないと思います。ソフィアのことを可愛がって、おしゃべりをしようとしてくれただけじゃないかしら。でも、ちょっと発言に気が回っていなかっただけ。いずれにせよ、娘の対応は素晴らしかったと思っています」
笑顔が素敵なソフィアちゃん。素直な心のまま、「お医者さん」という将来の夢を叶えてほしいものです。