2030年、「マセラティのエンジン」は消えるらしい

2030年にマセラティ社製のエンジンはなくなるらしい。

というのも同社は2030年までに内燃エンジンの搭載を廃止し、2025年からは既存のラインナップにEVモデルを導入することが明かされたのだ。

来年には「Granturismo」、「Grancabrio」、「Grecale」の3車種にEVモデルを追加し、続いて「Quattroporte」、「Levante」、さらにはスポーツカーの「MC20」にもEVバージョンが登場するとのこと。

下の画像は、マセラティが公開したEV版のグランツーリスモ「Folgore Granturismo」のイメージ。“伝統と新鮮さを忘れない”マセラティの精神を感じさせる。

© Maserati 2019

マセラティのエンジンといえば、フェラーリ製のV8が積まれていることでも有名だった。

その後、FCAグループからフェラーリが分離したことで自社開発エンジンの使用を開始していたのだが、10年も経たぬうちにそのほとんどを廃止するようだ。

先日はそのフェラーリからもEV駆動のSUVが発表されていたり、VWからは「ワーゲンバス」のリモデルが発表されたりと、昨今の自動車業界では新型EVの開発が盛ん。

そうした業界の傾向のなかでも、今回マセラティが発表した「既存車種のEV化」はカーマニアにとっては嬉しいものだ。

すべての車が、愛するデザインや乗り心地はそのままに、環境を傷つけないように進化したら……そんな未来に期待が高まる。

Top image: © Maserati 2019
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。