ついに!植物由来100%のナイロンを日本企業が開発

日本を代表する化学企業「東レ株式会社」が、原料のポリマーをすべて植物由来にしたナイロン510繊維を開発!

このニュースは、アパレル業界でも大きく報道され、世界中のメディアでも大きな話題になっているようだ。

ナイロン繊維は、1930年代に米国で発明され、日本では1950年代初期に同社が国内の先駆けとして開発を行なってきた歴史がある。

耐久性があり、洗濯もしやすいことから、様々な衣服の材料に採用されてきたが、石油由来のこの素材は、近年サステイナビリティの観点から敬遠され始めていた。

そこで同社は、植物由来の原料からナイロン繊維を開発。同社のサステナ素材ブランド「エコディア®」に「エコディア® N510」として仲間入りを果たしたようだ。

既に同社はこの素材の事業化を進めており、2023年秋冬シーズン向けからの販売を予定。スポーツ・アウトドア用途向けからカットソー素材まで用意され、国内外のブランドに向けてサステナブル商材として販売を行うとのことだ。

多機能な化学繊維も、ついに植物由来でできる時代。世界はサステナブル社会へ向けて、少しずつ動き出している。

Top image: © 東レ株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。