空気と温室効果ガスから作られた素材?「H&M」から新作がデビュー

持続可能革新的な製造工程にクローズアップし、未来へ推し進めることを目的とした「H&M」の「Innovation Stories(イノベーション・ストーリーズ)」。

以前に「TABI LABO」でも紹介してきたこのシリーズ第5弾となる「Cherish Waste Story Collection」が、ついに発売された。

©H&M

2030年までに、リサイクル素材や、よりサステイナブルな方法で調達された素材のみを使用するようになる──。

この目標を達成すべく、同シリーズでは、すべてのウェアがこだわりの素材で作られている。

なかでも「Aircarbon」や「MIRUM®​」、「リサイクルシルク」の起用は今回が初。

「Aircarbon」は、海中の天然微生物によって空気と温室効果ガス内の炭素で作られた画期的なバイオマテリアル、「MIRUM®​」は、石油系の素材を一切含まずに植物の繊維や植物油、ミネラルから作られたヴィーガンレザー。

そして、「リサイクルシルク」は織物工場から出る廃棄シルクを再利用したものだ。

なお、過去のコレクションでもお馴染みの古着や海洋廃棄物のプラスチックによるリサイクル素材なども引き続き含まれているという。

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なお、今回のシリーズは「」がテーマ。

永遠に大切にしてほしい、けれど、いつの日か不要になったとき、捨てるのではなくて誰かに“譲る”という選択をとって欲しい──。

そんな想いからデザインされた、裏地のメッセージラベルも同コレクションのこだわりのひとつだ。

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洋服に限らず、すべてのモノに愛情を注ぎケアすることの尊さ、そして受け継ぐことの美しさを表現したワードローブの数々は、新宿店および公式オンラインストア限定で販売中。

オンラインストアでは売り切れの商品も出てきているようなので、気になる方は早めにチェックを。

『H&M Cherish Waste Story Collection』

【オンラインショップ】https://www2.hm.com/ja_jp/life/culture/inside-h-m/innovation-cherish-waste.html

Top image: © H&M
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。