燃料補給なしで1360km走破!TOYOTA「ミライ」がギネス認定
水素燃料で走るトヨタの燃料電池自動車(FCEV)「ミライ」が、燃料補給なしで845マイル(1359.9キロ)の走行に成功。世界最長記録を樹立し、ギネス世界記録に認定されたことが明らかになった。
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EV車の一種である燃料電池自動車は、搭載する水素と酸素を燃料電池に取り込み、化学反応させることで発電、そのエネルギーでモーターを回転させ走行するクルマ。
燃料の水素と空気(酸素)を供給し続ける限り電気を生み出せることから、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しない次世代自動車として注目されてきた。
2日間にわたる走行試験は、トヨタが燃料電池開発を手がけるカリフォルニア州で実施。発表によると、この走行で消費した燃料、すなわち水素はわずかに5.65キロ。仮に同じ距離をガソリン車が走行した場合、およそ664ポンド(約301キロ)の二酸化炭素を排出する計算になるという。もちろん、「ミライ」の二酸化炭素排出量はゼロだ。
リチウムイオン・バッテリーのEV車が時代のトレンドとなっているが、今回の記録樹立により、ゼロエミッション車としての地位をさらに引き上げた「ミライ」。需要増加とインフラ整備が整ってくれば、いよいよ“未来”のクルマが、より現実のものとなるはずだ。
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