【ついに】任天堂、『ゼルダの伝説』実写映画化を公式発表

今や、エンターテインメントを牽引する存在にまで成長したゲーム業界。近年ではゲームソフトを題材にした映画も多く、ハリウッドが手がける実写版も珍しくなくなってきている。

そんな中、数々の名作を生み出してきた「任天堂」が実写映画の制作を発表し話題になっている。

しかも、その題材となるのは、ネット上で“ゲーム史上最高傑作”とも謳われる、名高きあの名作だ。

© 任天堂株式会社 / X

任天堂の公式X(旧ツイッター)アカウントより、代表取締役フェローである宮本茂氏が、『ゼルダの伝説』の実写版映画の制作を発表したのだ。

マリオの生みの親でもある宮本氏の投稿はあっという間に拡散され、7万を超えるいいね4万以上ものリポストを獲得、世界的なバイラルとなった。

投稿によると、本作ではAvi Arad氏を共同プロデューサーに迎え、宮本氏と連携して制作を進めているという。

Arad氏はあの「マーベル・スタジオ」の設立者であり、『スパイダーマン』や『X-MEN』シリーズをはじめとする数々の名作を手がけた敏腕プロデューサー。

大物制作チームを迎えたことは、任天堂およびゼルダシリーズの世界的知名度を伺わせるところだが、さらに注目したいのは「任天堂自ら」制作に深く関与しているということだ。

任天堂公式HPの発表では、こう綴られている。

「任天堂IPの映像化を自ら手がけることで、ゲーム専用機とは異なる経路で、世界中の皆様に任天堂が培ったエンターテインメントの世界に触れていただく機会を創出しています。」

宮本氏や任天堂が直接手がけるということで、ゲームソフト『ゼルダの伝説』本来の持ち味を損ねることなく映画ならではの魅力も引き出され、“新しいエンターテインメントの世界”が開かれることを期待できそうだ。

さらに、本作には長年のライバル・PlayStation擁するソニー傘下の「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント」が制作に加わることも発表されている。

日本のゲーム史を率いた2社と、世界の映画界に名を馳せるプロデューサーが組む──本作が未知の可能性を秘めていることは間違いなさそうだ。

ちなみに、任天堂が手がけた映画としては、4月に公開された同社の処女作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が大ヒットを記録している。

世界の「マリオ愛」による経済的効果は絶大で、東京証券取引所における任天堂の株価が4%上昇し、アメリカでの上場株も2.5%上昇するほどだったという。

© Nintendo 公式チャンネル/YouTube

余談だが、実は「ゼルダの映画化」というトピックは、2015年に米『Wall Street Journal』が噂として取り上げており、Netflixでの公開に向け制作しているとする記事が公開されていた。

しかし、この情報流失がネックとなり、任天堂はプロジェクトから撤退したのだとか。

時を経て今年5月、任天堂はSwitch用の最新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を発売し、発売から3日間で売上1000万本という凄まじい記録を打ち出し、「最も早く売れた任天堂ゲーム」としてギネス世界記録にも認定され話題の刷新に成功した。

そんな背景もあり、この実写化は、多くの人々にとって待望のトピックだったことは間違いないだろう。

制作メンバー、プロット、コンテクスト、全てが揃った『ゼルダの伝説』実写版は、ゲームソフトの大ヒットに並ぶ記録を打ち出せるか。

今後の情報公開から眼が離せない。

Top image: © iStock.com/cyano66
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