あの『アルプスの少女ハイジ』が、18禁で帰ってくる!
老若男女に愛された『アルプスの少女ハイジ』が帰ってきた!R18で……。
タイトルは、まさかの『マッド・ハイジ』。アルプスの少女の面影は、どこにもない——。
そんな18禁ハイジのあらすじを、少しだけご紹介。
スイスの大統領でありチーズ製造会社の社長も務めるマイリは、自社製のチーズ以外をすべて禁止にする法律を制定。ある日、ハイジの恋人ペーターが違法なチーズディーラーであることが発覚し、ハイジの目の前で処刑されてしまう。
悲劇はそれだけにとどまらず、おじいさん(アルムおんじ)も山小屋ごと爆死。ハイジは、恋人と家族を失うことになる。
復讐を誓ったハイジは、剣術や槍術の修行に励む。果たして、ハイジは強欲な独裁者・マイリを血祭りにあげることはできるのか——!?
あらすじを見る限りではかろうじてチーズにハイジらしさを感じるくらいで、本家とはかなりかけ離れている。なんでもこの映画は、世界19ヶ国538人の映画ファンから総額約2億9千万円もの資金を提供されて完成したらしい。
世界には、なかなか物好きな人がいるものだ——。
ちなみに、本作のポスターも発表されたわけだが、これまたビジュアルがとんでもない。
センターには、顔を返り血で染めて勇ましく槍を構える少女・ハイジ(?)が。左隣には眼帯をしたアルムおんじ(多分)、右下にはペーターと思われる男性がいる。
おそらくクララであろう女性はなぜか囚人服らしきものを着ているし……インパクトが強烈すぎて、バックをスイスの美しい山々にしたところでハイジらしさはほとんど感じられない。
また、予告編もなかなかのスプラッター具合。身体が真っ二つに切られたり、血しぶきが飛んだりと、R18らしさを存分に発揮している。
加えて、最後は「俺のあそこがヨーデルしてる」という下ネタで締め括られる始末だ——。
そんな『マッド・ハイジ』は、7月14日(金)に公開予定。前売券を劇場窓口で購入すると、オリジナル缶バッチが数量限定でプレゼントされる。
不朽の名作をエログロバイオレンスにアレンジした、スイス映画初のエクスプロイテーション映画。
ぜひ劇場で、アルプスの山々にこだまする口笛……ではなく、断末魔を聞いてみてはいかがだろうか。
『マッド・ハイジ』
【上映】7月14日(金)より「ヒューマントラストシネマ渋谷」ほか全国ロードショー
【監督】ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
【出演】アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド、アルマル・G・佐藤
【配給・宣伝】ハーク/S・D・P