あの「ラヴァランプ」が、超ハイテクになって帰ってきた!
このポワッとしたライト、なんだか見入ってしまいませんか?
これは「ラヴァランプ」と呼ばれるインテリア。
透明な管の中にオイルなどの浮遊物が入っていて、熱で温めて生まれる対流により、浮いたり沈んだり分離したりと幻想的な動きをするランプです。
その起源は遡ること60年前、1963年にイギリスのエドワード・クレイヴン・ウォーカーが発明したもの。当時としては斬新な「光をアートに変える」という発想から、世界中で人気を博しました。
そういえば、フェアリーの少女が主人公の『ランプの精 リトル・ジーニー』という本の中にもラヴァランプが登場しますね。Z世代の読者の中には、懐かしさでエモくなる人もいるのではないでしょうか。
60年の時を超え、ラヴァランプが帰ってきた!
当時は大流行したラヴァランプですが、2000年代になるとブームが去り、ほぼ姿を消してしまいます。なかなかお目にかかる機会も減ってしまいましたが、ここ数年はレトロなアイテムがトレンドですよね。
そう、このレトロブームを受け、ラヴァランプも復活したんです!
しかも、ただ帰ってきただけではありません。レトロな外見はそのまま、最先端の機能を詰め込みモダンにアップデートされて帰ってきました。
こちらはラヴァランプ改め、「The Barava Light」なる新ガジェット。
個人デザイナーのJohnny Betz氏が制作したもので、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に投稿されました。その魅力から大きな注目を集め、最終的には目標額であった5万ドルの2倍を超えるプレッジ獲得に成功。
美しいだけでなく、現代らしい機能をたくさん備えた“新時代のラヴァランプ”となっているようです。
レトロなのにモダン
新しいラヴァランプことBarava Lightは、最先端のIoTを搭載しています。
本体のライトにはRGB LEDを採用し、専用アプリでスマホからのコントロールが可能に。何百万もの光の色を選べるだけでなく、音楽と同期して曲に合わせたダイナミックな動きを与えることもできるそうです。
また、アルゴリズムとセンサーのおかげで、ランプが熱くなりすぎないような設計になっているらしく、子供も安心してラヴァランプを楽しめるのもグッドポイント。
しかも、マイク内蔵でAlexaやGoogle Homeと連携させられるため、スマートスピーカー的な機能も備えているようです。
「Hey Siri」みたいな感覚で「ねぇ、ラヴァランプ。今日は華金だよ」って伝えたら、1週間頑張ったあなたに素敵な演出をしてくれるかも?
懐かしさのあるランプなのに、めちゃくちゃハイテク。そのギャップに魅了されることは間違いなさそうです。
すぐさまゲットしたい、ところなのですが……。
現在はKickstarter上でのプレッジ募集は締め切られており、生産の準備に入っているようです。多くの支援と共に公式サイトも立ち上がっているので、今後の一般販売に期待しましょう。