女子小学生も時間が足りない！？友人関係や時間不足、小学館「JS研究所」の調査

株式会社小学館の「JS研究所」が、現代の女子小学生（JS）が抱える悩みやストレスに関するアンケート調査の結果を公開した。

友人関係といった普遍的な悩みに加え、「時間がない」といった多忙さを示唆する回答や、美容に関する悩みも見られ、彼女たちのリアルな日常が垣間見える内容となっている。

この調査は、少女まんが誌『ちゃお』の2025年7月号に寄せられた読者アンケート（有効回答数1,000）を基にしたもの。「最近ストレスや悩みを感じることはあるか」という問いに対し、52％が「ある」と回答し、女子小学生の2人に1人が何らかの悩みを抱えていることが明らかになった。

具体的な悩みの内容で最も多かったのは「友達とうまくいかない」（99票）。

次いで「早起きが辛い」（75票）、「勉強が大変」（57票）と続き、4位には「時間が足りない」（46票）がランクインした。

その他、「髪がまとまらない」「ムダ毛の処理が上手くできない」といった、美容に関する具体的な悩みも寄せられたという。

悩みの4位に「時間が足りない」が入った背景を探る一つのデータとして、同誌6月号で実施された習い事に関する調査結果も示された。

これによると、習い事を「やっていない」と答えたのはわずか8.9％で、9割以上のJSが何らかの習い事をしていることがわかった。

人気の習い事は、1位が「学習塾」（14.8％）、2位が「ピアノ」（14.3％）、3位が「スイミング」（9.8％）。勉強やスポーツ、音楽など、学校以外の時間も忙しく過ごしている様子がうかがえる。

多感な時期を過ごす彼女たちは、もし魔法が使えたら何を願うのだろうか。

「一つだけ魔法が使えるなら、どんなことを変えてみたいか」という質問では、「好きな人に振り向いてもらう」（97票）が1位となった。僅差の2位は「空を飛べる体にする」（96票）、3位は「時間をあやつれる」（69票）と続き、ここでも時間の制約を解消したいという意識が見える。

また、8位には「推し活が好きなだけできる」（30票）がランクインしており、現代のJSにとって「推し活」が身近な関心事となっているようだ。

『ちゃお』の萩原編集長は、JSの半数以上がストレスを感じているという結果に驚きを示し、「ちゃお」を通じて「自分だけじゃない」というメッセージを伝えたいとコメントしている。