50%超え!「小学生でスマホデビュー」はいまや当たり前か?【調査結果】
あなたは何歳からスマートフォンを使い始めた?
どんどんデジタル化が進む現代では、“デジタルネイティブ”と呼ばれる世代の低年齢化がとても顕著だ。
モバイル専用のマーケティング機関である「MMD研究所」は今年2月4日、「小学生のころに、子どもに初めてスマートフォンを持たせた」と答えた親の割合が過半数を上回る51.6%であったという調査結果を発表した。
これは2019年の同調査時と比較するとプラス11.5ポイントの数値で、わずか3年あまりの間でスマホの購入時期の低年齢化が大きく進んでいることを表している。
調査対象は、2021年以降に子どもにはじめてスマートフォンを持たせた20歳から59歳までの1888人の親たち。
そのなかの1000人に、なぜ子どもにスマホを持たせたかを複数回答で聞いたところ「子どもがスマートフォンを持ちたいと言いだしたから」が23.8%で最多。
次点で「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったから」が21.7%、「親子間でLINEなどを使いたいと思ったから」が18.2%となった。
とはいっても、子どもがデジタルの世界でトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、利用にあたって「ルールを決めている」と答えた親の割合は78.4%と非常に高い。
その内訳内の上位は「アプリ内課金やアプリのダウンロードに関するルール」が36.6%、「スマートフォンを利用する時間に関するルール」が36.4%となった。
情報社会といわれる現代では、若いうちからデジタルの環境に身を置くことがプラスに働くかもしれないし、逆にマイナスに作用することもあるかもしれない。
こうした変化が、未来の社会へどんな影響を与えるのか......非常に興味深い。
Reference: MMD研究所
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