革命的!ディープフェイク技術と映画吹き替えが融合
英国のAIスタートアップ「Falwless」が「TrueSync」と名付けられたAIエンジンを開発。
このエンジン、映画の文化を完全に変えてしまうほどの可能性を秘めているのだ……!
まずは以下の動画を観てほしい。
© Flawless/Vimeo
動画では、有名映画の1シーンがさまざまな国の吹き替え音声で再生されているが、注目してほしいのは“口の動き”。
なんと、吹き替え言語にもかかわらず、話者の唇の動きが話す言葉とリンクしているのだ。
そう、「TrueSync」は、人工知能を応用して作られた、話し言葉とリンクして表情の動きを変えてしまうディープフェイクのエンジンなのである。
ディープフェイクといえば悪用された例がたびたび話題となるが、これは間違いなく同技術が正しく使われている好例のひとつといえるだろう。
「TrueSync」は、吹き替え版における没入感を大きく高めるとして、各国におけるローカライズの段階での活躍が期待されているようだ。
また、字幕派と吹き替え派に分かれる映画鑑賞のスタイルだが、会話量の多い映画では吹き替え版のほうが情報量が多いともいわれている。
同技術が実用化されれば、吹き替え版で観る人が増えるのではないだろうか?
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