魔法じゃないよ。ディズニーが「年齢を自在に操れる」ように。
10代でもおばあちゃん。70代でも少年に!
「ディズニー」の研究部門「Disney Research」が、俳優の年齢を自在に操れるAIシステム「FRAN」を開発し話題となっている。
俳優の実年齢と役の年齢との間にギャップがあっても、老化・若返りを可能としてくれる映像技術で、言うなれば「顔のデジタル処理」を可能とするもの。
すでに映画制作において加工修正技術が取り入れられてはいるが、各フレームごとに高度な技術をもった編集アーティストが少しずつ修正を加えるため、その実とっても手間と時間と根気のいる作業なよう。
そこでディズニーは「U-Net」(ディープラーニング)を採用することで、以前よりも簡単に自動処理だけでリアルで自然な“エイジング”を可能とするFRANの開発に乗り出したというわけ。
ともあれ、こちらの動画をご覧あれ。
© DisneyResearchHub / YouTube
同システムのおかげで、俳優の顔の特徴が失われることなく、解像度も低下させず、連続フレームにおいても出力を安定させるといった、従来のデメリットをことごとく解消させることに。
こうして顔の処理技術のレベルアップが進んでいくと、俳優陣もオーディションで役の年齢を気にせずに済むかもしれない。
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