ソニー提携の下、“名作スラッシャー映画を表現した香り”の限定コレクションが登場
映画鑑賞という体験が、新たな感覚の次元へと広がるかもしれない。
香りのサブスクリプションサービスを提供するScentbirdが、ソニー・ピクチャーズと連携し、1997年の名作スラッシャー映画の続編『I Know What You Did Last Summer』にインスパイアされた、特別なフレグランスセットを発表した。
五感で味わう恐怖、香りが導く映画体験
本コラボレーションの核心は、香りを映画体験そのものに深く組み込むという斬新な試み。
ニューヨーク市で開催された記念上映会では、選ばれた招待客が特別な鑑賞をしたとのこと。映画の重要なシーンに合わせて、「不気味な森」や「ブラッドオレンジ」といった5種類のカスタムフレグランスが会場に拡散されたという。
それぞれの香りは、物語の特定のムードや転換点を映し出すよう緻密に作られており、古典的なホラー作品に新たな感覚の層を加えるユニークな仕掛けだ。
映画の世界観を凝縮した限定コレクション
発売される『Scentbird x I Know What You Did Last Summer Discovery Set』は、映画ファンと香水愛好家の双方にとって注目のアイテムかもしれない。
このセットには、Arquiste、Mancera、Commodityといったカルト的な人気を誇るブランドのフレグランスが含まれており、パッケージは映画のルーツである沿岸ホラーを彷彿とさせる漁網のポーチというこだわりよう。
さらに、最初の購入者50名には、映画鑑賞チケットを提供するFandangoの特典が用意されている点も見逃せない。
ポップカルチャーを纏う、香りの新たな可能性
Scentbirdは、月額16.95ドルで900種類を超えるデザイナーズブランドやニッチなフレグランスを8mlの小瓶で試せるサービス。
高価なフルボトル購入前に香りを確かめられる手軽さが、多くの支持を集めている。同社は近年、こうしたサブスクリプションモデルに加え、ポップカルチャーとの連携を強化している模様だ。
マーベル作品や人気テレビドラマとの限定セットを次々と打ち出してきた。今回の『I Know What You Did Last Summer』との取り組みも、香りが物語を伝え、文化と結びつくことで新たな価値を生み出すという、同社の挑戦的な姿勢の表れといえそうだ。






