マイクロソフトが過去最高額の買収を発表
マイクロソフトが、世界的ゲーム会社「Activition Blizzard(アクティビション)」の買収を正式に発表!
アクティビションは、あの『コールオブデューティー(COD)』シリーズや『オーバーウォッチ』などで知られるゲーム業界のパイオニア。
さらに、アクティビションが買収していた「King」(『Candy Crush』などで知られるスタジオ)をも獲得したことになり、マイクロソフトはこれで30ものゲームスタジオを社内に保有することになる。
マイクロソフトによると、今回の買収はゲーム事業の強化だけでなく、現在同社が入魂中のメタバース事業のプラットフォーム構築を推し進めるためのものでもあるそう。
かねてより業界再編に向けて進んでいたマイクロソフトだが、この買収をもっていよいよ本格的に動き出したというわけだ。
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買収額は過去最高の687億ドルで、日本円にしておよそ7兆円という宇宙的な金額。かつてマイクロソフトが買収してきた企業と比べてみると……
・「LinkedIn」- 262億ドル(これまでの最高額)
・「スカイプ」 - 85億ドル
・「GitHub」 - 75億ドル
この金額差から、アクティビションの買収がマイクロソフトにとってどれほど重要だったかが伺える。
ちなみに、今回の買収に加えこれまでに獲得した「Mojang」と「ZeniMax」の2つを合わせると、マイクロソフトがゲーム事業への投資総額は793億ドルにもなる。
この金額は、なんとあの「任天堂」の時価総額を遥かに上回るもの。つまり、任天堂を買収できるレベルでゲームに投資していることになる。
それだけの熱と金額を注いで生み出されるメタバースは、一体どれほどすごいものなのか。マイクロソフトの本気を見られる日が楽しみだ。
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